2025/11/01 19:38

無骨でタフな印象のワークカーゴパンツ。古着の中でも人気が高く、男女問わずファッションに取り入れられている定番アイテムです。今回は、その歴史と魅力を少し掘り下げてご紹介します。
ワークカーゴパンツのルーツは、1930〜40年代の軍用パンツにあります。もともとはイギリス陸軍が採用した「バトルドレスパンツ」や、アメリカ陸軍の「M-43」「M-51」などのフィールドパンツが原型。太もも部分のマップポケット(地図入れ)や、動きやすさを重視した太めのシルエットなど、すべては実用性から生まれたデザインでした。
戦後になると、軍放出品として出回ったカーゴパンツは、頑丈な作りと収納力の高さから建設・工場・鉄道などのワーカーたちに愛用されるようになります。この頃から「ワークパンツ」と「カーゴパンツ」の境界があいまいになり、いわゆる“ワークカーゴパンツ”というスタイルが確立していきました。
1980〜90年代に入ると、そのタフな見た目と太めのシルエットがストリートカルチャーに受け入れられます。ヒップホップやスケーターファッションの中で、Carhartt(カーハート)やDickies(ディッキーズ)などのワークブランドが若者の定番に。現場服としてのワークカーゴが、一気にファッションアイテムとしての地位を確立した時代です。
そして現代では、アウトドアやテック系ファッションにも取り入れられ、素材やディテールの幅もさらに広がっています。ナイロン素材の軽量モデルから、昔ながらのダブルニー仕様、フェード感のあるコットンツイルまで、スタイルに合わせてさまざまな表情を楽しめるのが魅力です。
古着のワークカーゴパンツは、一点一点にリアルワークの歴史と個性が宿る特別な存在。擦れや色落ち、ポケットの配置やステッチなど、そのディテール一つひとつが“味”として光ります。ぜひ、自分だけの一本を見つけてみてください。
当ショップにはカーゴパンツのベールを取り扱っています!
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【https://savers.thebase.in/items/108829285】
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