2025/09/10 18:50



寒さが増す秋冬に欠かせないアイテムといえば「ウールコート」。その歴史は実に長く、中世ヨーロッパの貴族たちが防寒とステータスを兼ねて着用した厚手の外套にまで遡ります。当時のウールコートは重く、手織りの温かみのある素材感が特徴で、身につけるだけで威厳を感じさせる存在でした。


18〜19世紀には軍服としても採用され、イギリスのフロックコートやナポレオン戦争時の軍用コートなどが誕生。防寒性を重視しつつ、ボタンや肩章で階級を示すデザインは現代のウールコートにも影響を与えています。この時代のデザインが、現在のチェスターコートやピーコートのルーツとなりました。


20世紀に入ると、ウールコートはファッションアイテムとして本格的に進化します。1920〜30年代にはチェスターコートやトレンチコートが誕生し、1940年代以降は女性用コートも普及。1960〜70年代には素材やシルエットの多様化が進み、カシミヤ混やアルパカ混など上質素材を使ったコートも登場しました。古着としては、この時代のウールコートがヴィンテージアイテムとして特に人気です。


現代では、保温性とデザイン性を兼ね備えたウールコートが主流。スリムフィットからオーバーサイズまで多彩なシルエットが楽しめ、古着としても、年代やブランドによって異なる素材感やディテールが魅力です。古着屋で見つける一点もののウールコートは、他人と被らないコーディネートを楽しめる最高のアイテムといえるでしょう。


当店ではコートベールを取り扱っております!

ウールコートなどを入っているベールになりますので気になる方はぜひチェックしてみてください!


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