2025/09/08 19:25



レザージャケットは、古着好きにとって外せない定番アイテムのひとつです。

そのルーツをたどると、単なるファッションではなく「ミリタリー」「バイカー」「ロックカルチャー」といった強い背景を持ち、時代ごとに大きな意味を持ってきました。今回は古着的な観点から、その歴史を振り返ってみましょう。



ミリタリーから始まったレザージャケット


レザージャケットの起源は、第一次世界大戦時のフライトジャケットにさかのぼります。

高空の寒さからパイロットを守るため、厚手の馬革や羊革で作られた A-2やB-3 といったジャケットが登場しました。

これらは今でも古着市場で人気が高く、状態の良いヴィンテージはコレクターズアイテムとして高値で取引されています。



バイカー文化とショットの「Perfecto」


1928年にアメリカのショット社が発表した「Perfecto」は、世界初のライダースジャケットとして有名です。

バイク事故から身を守るために作られたそのデザインは、のちに「不良の象徴」として若者文化に浸透していきました。

古着屋さんでもショットのオールドタグのライダースは特に人気で、今なお憧れの一着として扱われています。



映画と不良文化のアイコンへ


1950年代には、マーロン・ブランドが『乱暴者』でレザージャケットを着こなし、続いてジェームズ・ディーンが『理由なき反抗』でそのスタイルを体現しました。

この頃からレザージャケットは「自由」「反骨精神」の象徴に。ヴィンテージ市場でも50年代〜60年代のものは特に希少です。



ロック・パンクカルチャーとの融合


1970年代以降、ラモーンズやセックス・ピストルズといったバンドがレザージャケットを愛用し、スタッズやペイントでカスタムされたジャケットがストリートに広がりました。

古着的に見ても、この時代の一点物カスタムレザーは非常に価値があり、唯一無二の存在感を放っています。



ファッションの定番へ


90年代以降は、ハイブランドやデザイナーがレザーを取り入れ、モードやカジュアルの定番アイテムとして定着しました。

古着市場でも80〜90年代のレザージャケットは今まさに“狙い目”。手の届きやすい価格で、ヴィンテージの風合いを楽しめる世代のアイテムです。



まとめ


レザージャケットは

軍用ウェア → バイカー文化 → 不良やロックの象徴 → ファッションの定番

という流れを経てきた、背景の濃いアイテムです。


古着を選ぶときは、時代ごとの背景を意識して探すとさらに楽しめます。

当店ではアメリカ直送のレザージャケットベールをご用意していますので、ぜひチェックしてみてください。


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