2025/08/30 20:20

コットンジャケットは古着ファンにとって定番アイテム。そのルーツは19世紀のワークウェアにあります。フランスのモールスキンジャケットやアメリカのカバーオールは、炭鉱夫や鉄道作業員のために作られ、丈夫な厚手の生地は使い込むほど味わいが増します。ユーロワークの青モールスキンは色落ちやペンキ跡で一点物感が強く、40〜50年代アメリカ製カバーオールはヴィンテージ市場でも人気です。
20世紀前半には軍モノとして進化。耐久性と機能性を兼ね備えたM-41やM-65フィールドジャケットは、古着屋でも鉄板アイテム。ポケットやエポーレット、ステンシルなどのディテールや、使用感・リペア跡が味として評価されます。
戦後はワークや軍物の余剰品が学生やアーティストに愛用され、カジュアルウェアに浸透。60〜70年代のハンティングジャケットやショップコート、ユーロワークは古着市場の定番です。
80年代以降はカーハートやバブアーなどブランドがワークやアウトドアデザインを取り入れ、ファッションアイテムとして定着。色落ちやリペア跡も価値として評価されます。
コットンジャケットはワーク・ミリタリー・アウトドアの三大軸に関わる、古着屋にとって外せないジャンル。風合いや歴史を楽しめる、ストーリー作りに最適なアイテムです。
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