2025/08/25 19:42

1900年代に入るとCarharttやDickies、Red Kapといったアメリカを代表するワークブランドが登場。特に企業ユニフォームとしてのつなぎが広まり、胸元や背中にロゴやワッペンが入ったものは、現代の古着市場で人気のディテールになっています。
第二次世界大戦期には軍用としても採用され、航空整備士や戦車兵などが着用。戦後は自動車整備工場や建設現場の制服として定着しました。さらに1970年代以降は音楽やストリートカルチャーに取り入れられ、無骨なワークアイテムがファッションとして再解釈されていきます。
古着のワークつなぎの魅力は「一点モノ感」。リアルに使われてきたことで生まれるオイル汚れや色落ち、企業ロゴやワッペンの存在感、ブランドごとのディテールは新品では味わえない雰囲気を持っています。着るだけでその背景にある物語を感じられるのも魅力のひとつです。
ワークつなぎは、労働服から軍服、そしてファッションへと進化してきた歴史あるアイテム。古着ならではの表情を楽しみながら、自分だけの一着をぜひ探してみてください。