2025/08/23 19:52



スラックスは、シンプルながらも時代ごとにシルエットや素材が変化してきた、まさに“ファッションの歴史”を映し出すアイテムです。古着市場でも人気の高いスラックスについて、その歴史と古着ならではの魅力を紹介します。



スラックスのはじまり


「スラックス」という言葉は英語で「ゆったりとしたズボン」という意味。19世紀後半までは、ズボンといえばスーツとセットのトラウザーズが主流でした。

しかし1920年代になると、単品で着用できるカジュアルなズボンとしてスラックスが登場。これが“仕事着でもあり普段着でもある”という、現代につながる位置づけのスタートでした。



時代ごとの変化と古着的な魅力


1950〜60年代


戦後のアメリカでは学生や若者の間でウールスラックスやチノスラックスが広まり、日本でも「アイビールック」や「みゆき族」がスリムなスラックスを流行させました。

👉 この時代の古着スラックスは細身で上品なシルエットが魅力です。


1970年代


フレアやベルボトムが大流行した時代。ロックやディスコカルチャーの象徴としてのスラックスは、今でも古着コーデの主役級。

👉 古着屋で見つけるフレアシルエットは、当時の空気感を強く感じられます。


1980〜90年代


80年代は腰回りにゆとりを持たせ、裾にかけて細くなるテーパード型が主流。90年代になるとプリーツ入りでワイドなスラックスがトレンドに。

👉 この頃の古着スラックスは素材感の良さと絶妙なシルエットが人気。


2000年代以降


シンプルでミニマルなデザインへ。ファストファッションにも定着し、スラックスは「きれいめカジュアルの定番」として完全に市民権を得ました。

👉 古着では無駄のないデザインが今も着やすいと評価されています。



古着スラックスの魅力


素材の良さ:ウール100%や厚手ポリエステルなど現行品には少ない質感。

シルエットの多様性:年代ごとの流行を反映しているため、選ぶ楽しさがある。

コーデの幅:ジャケットと合わせて上品に、スウェットやパーカーと合わせてストリートに。


古着ならではの「時代感」をまとえるのが最大のポイントです。



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