メキシカンパーカー（Baja Jacket / Baja Hoodie）は、古着好きなら一度は見たことがある人気アイテム。独特の織り柄やゆったりとしたシルエット、そしてフード付きのラフなデザインが特徴です。

そのルーツは、メキシコの伝統的な織物「サラペ」や「ポンチョ」。農民や労働者の防寒着として使われていたものが、フードやカンガルーポケットを備えた実用的な形へと進化しました。

そして1960〜70年代、カリフォルニアのサーファーたちがメキシコ旅行で安く手に入れたこのパーカーをビーチで愛用。濡れても乾きやすく、肌寒い海辺にぴったりだったため、サーフカルチャーの定番となりました。さらにヒッピーや学生たちの間で「自由」や「カウンターカルチャー」を象徴する服として広がり、アメリカ古着の象徴的な存在へ。

古着としての魅力はなんといってもその「一点物感」。素材の織りムラや色味、サイズ感まで、一着ずつ違う味わいを楽しめます。新品には出せない、着込まれた柔らかさや独特の風合いもポイントです。

秋冬のレイヤードにはもちろん、春先のライトアウターとしても活躍する万能アイテム。古着ならではの手頃な価格とユニークな柄で、仕入れにもコーデにもオススメです。

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