2025/08/08 18:40

今やファッションアイテムとして定番となっている「スウェット」。そのルーツは1920年代のアメリカにさかのぼります。もともとはアスリートのために作られた運動着が始まりでした。当時はウール製のユニフォームが主流でしたが、汗を吸収しにくく肌にも合わないという欠点がありました。そこで登場したのが、コットン素材のスウェットです。
1926年、アメリカの「Russell Athletic(ラッセル・アスレチック)」が初めてスウェットシャツを開発。柔らかくて動きやすく、汗を吸ってくれるスウェットは瞬く間に運動部や大学のアスレチックウェアとして普及しました。ここから「カレッジスウェット」や「ロゴスウェット」など、今でも人気のデザインが生まれていきます。
1940年代には、アメリカ軍でもトレーニング用やリラックスウェアとしてスウェットが採用されました。軍モノのスウェットは、無地でシンプルながらも丈夫な作りが魅力。現在ではビンテージ古着としても高い人気を誇るジャンルです。
1960〜70年代に入ると、スウェットは運動着の枠を超え、若者のファッションアイテムへと進化していきます。特にヒップホップカルチャーやストリートスタイルの中で、ChampionやNIKE、adidasといったブランドのロゴ入りスウェットが支持され、ファッション性の高いアイテムとしての地位を確立しました。
古着としてのスウェットの魅力は、その“味”にあります。経年によるフェード感やプリントのひび割れ、年代ごとのタグの違いなど、新品にはない「一点もの感」が楽しめます。また、USA製のChampionリバースウィーブなどは、特にコレクターからも人気の高いアイテムです。
現在でもスウェットは、ユニセックスで着られる万能アイテムとして注目されています。1枚でさらっと着こなすのはもちろん、シャツやアウターとのレイヤードも相性抜群。季節問わずコーデに取り入れやすいのも魅力です。
古着ならではの風合いや時代背景を感じながら、自分だけの1枚を探すのも楽しみのひとつ。
ぜひ、お気に入りのスウェットを見つけてみてください。
スウェットの一覧はこちらから⬇️